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ANAのA380導入

いまさらですが新年あけましておめでとうございます。結局あまり記事を書いてないですね。

 

私が新年早々驚いたのはこのニュースです。

flyteam.jp

 

まさかあのA380を導入するとは…

というわけで今回はこのニュースをちょっとだけご紹介。いい記事は他にたくさんあると思うので探してみてください。

 

A380」という機種は聞き覚えのない人が多いんじゃないでしょうか。これはLCCでおなじみの「A320」などを手がけるエアバス社が2002年ころから開発していた『世界最大』の飛行機です。というわけでA380に関するwikipediaの記事をおいておきます。

エアバスA380 - Wikipedia

エンジン4基の総2階建てで、座席仕様によっては最大800人以上を乗せることのできる飛行機です。

現在ANAJALが運用している中では最大クラスのB777-300でおよそ510席程度、すでに両者とも全機退役済みの4発機B747でもその程度の収容力だった(気がする)ので、いかに大きいことか。

  • 日本におけるA380の現状

現状日本の航空会社ではA380を運用している航空会社はありません。というか日本で運用されているエアバス機はほぼすべてA320です。

この前までスカイマークA330が運用されていましたが、例の一件で現在は就航していません。

かつてスカイマークが国際線就航を視野に入れてA380を受注したこともありましたが、案の定お金がなく、購入をキャンセル、多額の賠償金を請求されたなんてこともありました。結局そこらへんの問題も尾を引いて経営破たんに陥ったわけですが。

 

というわけで現在A380は国内線では運用されていません。とはいえ、外国の航空会社が日本に乗り入れる機種としてA380を用いていることもあるので、成田空港とかに行けばたまに見られると思います。(シンガポール航空タイ国際航空あたりが成田便にA380を投入しています)

 

なぜA380が用いられないかというと、「大きすぎるから」です。

エンジンが4基あるので、エンジン2基のB737, B767, B777, A320に比べると燃費が悪いです。かつて運用していた4発機B747も全機退役済みなので、新しく4発機を導入することはあまり現実的ではないのでしょう。

また、A380が乗り入れるためには空港もそれ相応の設備を整えねばならず、そのコストも恐ろしいほどかかるので、どこでも就航できるわけではありません。

 

羽田空港は設備上はA380が駐機できる環境にありますが、昼間の混雑時間帯はA380の離着陸は原則として認められていません。A380が大きすぎて後方に及ぼす乱気流が大きく、多頻度の離発着の妨げになるからだそうです。

この制限があるのでA380を国内線で導入することはほぼ不可能なのではないでしょうか。

 

航空業界でも、大型の航空機を幹線に導入、地方路線を小型機で運用する「ハブ&スポーク」構想よりも中型機を多頻度で多方面に飛ばす「ポイントtoポイント」構想が支配的となり(ここらへんの説明はかなり適当ですが)、大型機を導入するメリットが薄れてきたというのがあります。(今では中型機のB787が各地に就航しているのもその一例です)

 

そもそもそんな大きな飛行機を飛ばして程よく席を埋めて採算の取れる路線がそんなにないので世界を見てもA380を導入する航空会社は限られています。

 

  • じゃあなぜ今になってA380なのか

ここまでくるといまさらANAA380を導入するのは不思議な話がします。

それでもA380を導入するのはスカイマーク絡みの関係があるんじゃないかなぁと思います。

 

先ほどちょろっと述べましたが、スカイマークは国際線就航を視野に入れてA380を受注しました。しかし、機体も一部完成し、納入まであとちょっとというところでスカイマークが導入を「ドタキャン」してしまったのです。

機体もできつつあるし、ここでキャンセルされてもこの機体の行くあてがなくなるというのもあり、エアバス側はスカイマークに多額の賠償金を請求しました。当然スカイマークが払えるわけもなく、結局スカイマークは経営破綻してしまいました。

その後、ANAスカイマークの経営再生支援を行うということになり、それならこの作りかけのA380も引き取ってよ、というのが今回の導入のきっかけではないでしょうか。

 

現在日本の航空会社ではボーイング機を中心に運航しているということもあり、エアバスとしてはここでエアバスブランドを日本に売り込みたかったという意図があるのかもしれません。(だからこそエアバススカイマークの無茶なA380の注文を受注したのかもしれません)

 

 

A380ANAが現在しているどの機種ともかけ離れた特性を有する機体なので、機体のメンテナンスも、操縦士もA380用に育成しないといけません。

このA380の導入でANAがどう変わっていくのでしょうか。

 

 

・・・ということでかなり表面的な部分しか説明してないですね。詳しく知りたい人は自分で調べてくださいな()